神経内科専門医インタビュー （おばた内科クリニック）

私自身、小児喘息があり、８歳の時に４ヶ月間ほど入院加療を受け、それがきっかけで医療に興味を持つようになりました。

内科専門医を選んだのは、自分を信頼して、受診してくれる患者さんには可能な範囲ですべて診させて頂きたいという思いから、幅広く対応できるようにしたかったからです。

内科の中から神経内科を専門に選んだ理由は、他の領域と比較すると脳などの神経領域は未知な部分が多く、痛みや体の動かしにくさなどで悩まれている患者さんの助けになりたいと考えたからです。

おばた内科クリニックでは採血、尿検査、レントゲン検査、心電図検査、超音波検査に加えMRI検査が可能です。 また、クリニックとしては数少ないリハビリ設備を備えており、広さも70m2とリハビリ機器だけではなく、歩行訓練も可能な広さです。 内科領域にとどまらず、腰の痛みや肩の痛みに対する診断に加え、リハビリ加療も可能です。

専門が内科のため、肩関節や膝関節に対するより詳細な検査や治療が必要な場合は関連機関との連携も出来ています。 私が開業を決意した理由の１つとして、介護保険を利用したリハビリ加療の促進があげられます。 現在の医療制度では、リハビリを受けようとしても一定期間を過ぎると医療保険が使用できなくなります。しかし、医療保険の代わりに介護保険を利用するとことで、医療保険を使用した時と同じような金額でリハビリを継続することができるのです。

おばた内科クリニックでは、介護保険を利用したリハビリ（通所リハビリサービス）も可能ですので、期限を心配されずに安心してリハビリ加療を受けて頂くことが可能です。

神経内科の主な症状は頭痛、めまい、しびれ、力が入らない、物忘れです。それぞれの症状の原因が頭、脊髄、末梢神経、筋肉のどの場所が悪いのかを調べます。 調べ方は、患者さんから話を聞くことと、診察で分かります。どの場所が悪いのかが分かった後は、MRI検査や採血などで、何が原因であるのかを調べ治療を行います。 治療は主に内服薬とリハビリテーションとなり、まれに外科的な治療となります。

おばた内科クリニックでは内服薬による治療だけではなく、リハビリテーションが可能です。 また、ボツリヌス治療といった専門的な治療も可能です。 ボツリヌス治療は、筋肉を麻痺させるような治療で、治療対象は脳梗塞などが原因で体が固くなってしまった症状や顔面神経の障害による顔のつっぱりや痛みです。 ボツリヌス治療を行うことで、柔らかくなることで体をスムーズに動かせるようになり、顔のつっぱりも改善されることが期待できます。

「何か困った事があれば、おばた内科クリニックにいけばなんとかなる」と患者さんに信頼して頂けるようスタッフ一同考えています。 定期的な院内研修（接遇や衛生指導など）や職種間ミーティング（看護部門、臨床部門、リハビリ部門、事務部門）を行い、少しでも患者さんが過ごしやすい環境を作れるよう努力しています。

まずは地域の皆さまに、おばた内科クリニックがあることを認知してもらうことが大事と思います。認知後は具体的に、おばた内科クリニックであれば、リハビリが出き、検査機器もそろっているので、何か困ったことがあればなんとかしてくれる」という信頼を得ていきたいと思います。

高齢化がすすみ、平均寿命は伸びましたが、寝たきりの時間が長く、健康寿命は伸びていません。 早期の段階からリハビリ加療や予防治療に取り組むことで、健康寿命を伸ばせるのはリハビリが出来る内科と考えます。