訪問診療の専門医インタビュー (くらたクリニック)

訪問診療

通院が困難な方やご自宅での療養を希望される方、またそのご家族の負担軽減を考え「かかりつけ医」として総合的、包括的な訪問診療を。

倉田 毅先生

2017/11/01

MEDICALIST
INTERVIEW
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くらたクリニック
倉田 毅 院長
Tsuyoshi Kata

  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本小児科学会小児科専門医
  • 日本プライマリケア連合学会認定医、指導医
  • 日本医師会認定産業医
  • 認知症サポート医
  • ACLS、PALS(成人、小児2次救命処置)受講証取得
経歴
  • H16年 愛知医科大学医学部 卒業
  • H18年 久留米大学病院 医員
  • H22年 聖マリア病院 小児科 医員
  • H26年 佐賀大学医学部 地域医療支援学講座 助教
  • H27年 佐賀大学医学部附属病院地域総合診療センター 医員
  • H28年 佐賀大学医学部附属病院 助教 総合内科プログラム修了
  • H28年 くらたクリニック(旧倉田内科医院)継承開業

当クリニックでは訪問診療も行っております

当クリニックでは、ご自宅や施設へ出向いて医療を提供する、訪問診療にも力を入れています。往診は、急なケガや症状で、臨時的に自宅や施設を訪問して診療を行うのに対して、訪問診療、在宅診療は、医療計画にのっとった、定期的な医療提供を指します。

私は、当院の理念の“0歳~100歳まで生涯健康を支えます”を理念に患者さんとその家族にも、最適の医療を提供したいと考えております。

訪問診療の対象となる方はさまざまです

訪問診療の対象となるのは次のような方です。

  • 退院後など、自宅(施設)での療養を希望する方
  • 通院が困難な方
  • 寝たきりやそれに準ずる方
  • 病気の治療を自宅(施設)で受けていられる方

訪問診療ではこのようなケアを提供します

緩和ケア

主に、がん患者さんに対して行われる、「苦痛を和らげるケア」のことです。この場合の苦痛には、物理的な疾患や治療の苦痛だけでなく、社会的、心理的、精神的な苦痛も含まれます。ご自宅や施設で、訪問診療で緩和ケアを行う場合、24時間体制で、医師や訪問看護師、ヘルパーなどでチームを組み、患者さんの苦痛をケアするにとどまらず、生活の質の向上や、ご家族のサポートも積極的に行います。

家族へのケア

介護負担の軽減するために、ケアマネージャーとも相談しながら、介護サービス提供も提案します。

高齢化社会では訪問診療が必要性を増します

国の統計では、2025年には総人口の33%が65歳以上の高齢者になると予想されています。75歳以上に限っては25%を占めると予想されます。高齢化社会の中で必要性が増す医療に、がん患者さんの看取り、高齢患者さんの看取り、患者数470万人が予想されている認知症サポートなどがあり、いずれもご自宅や施設での希望が増すであろうことから、訪問診療の重要性は高まると考えられます。

当クリニックでは、患者さんのみならず、支えるご家族へのサポートも積極的に行い、患者さんの身体的な治療にとどまらず、生活全体を見渡して、生活の質の向上を目指した診療を行います。

子どもの訪問診療にも力を入れています

日本は医療技術の発達で、現在世界有数の「子どもが死なない国」となっています。しかし、一方で医療ケアを日常的に必要としている子どもの数は増え続けています。これらの子どもたちは、医療機関で入院してケアを受けていると考えられがちですが、自宅で家族によるケアを受けている子どもたちも実はたくさんいるのです。

医療ケアの必要な子どもというと、体の不自由と知的障害を伴った状態を思い浮かべるかもしれませんが、運動も知能も問題ないけれど、医療的ケアを欠かせない子どもたちもいます。また、数分たりとも医療の管理から離れると命に関わるような、密な医療的ケアが必要な子どもたちも、実は在宅で生活している数はそれなりに多いのです。

これらの子どもたちと、そのご家族に、当クリニックは医療ケアと、生活のサポートを提供しています。

子どもの在宅診療で必要とされる医療ケアとは

子どもの在宅診療で必要とされることは、大人の患者さんの場合と変わりませんが、患者さんが子どもであること、子どもは成長していくものであることから、大人とは違うケアや対策が必要とされることもあります。

例えば、成長に伴って疾患が重症化することもありますし、進行することもあります。成長に伴う合併症が現れることもあります。これらの可能性を考慮して、診療にあたる必要があるのです。

また、子どもの成長を促すために、学習や体験などの刺激も必要とされます。これらは福祉や教育の範疇ですが、これらを行うためには医療に工夫が必要とされ、また、福祉や教育との連携も必要となります。子どもの在宅診療を支えるために、当クリニックでは幅広い視野と柔軟な対応で患者さんと家族と向き合っていきます。

患者さんにもご家族にも最適の医療を

訪問診療を行っていると感じることの1つに、患者さんを支えるご家族をサポートする必要性があります。24時間のケアや見守りが必要とされるケースも多く、ご家族の疲労や悩みには困難が多いと感じます。当クリニックでは、ご家族の介護がやりやすいように、継続しやすいようにとの視点で、治療法や患者さんへの対応やサポートの仕方を選択しています。患者さんにとっても、ご家族にとっても、最適の医療を提供できるようにと考えております。

そのためには、患者さんの疾患や症状を診療するだけにとどまらず、患者さん、さらにご家族の生活全体を幅広く見て、生活の質の向上をお手伝いできる診療を目指しております。私は慣れ親しんだ地域や自宅で過ごしたいと望まれる患者さんのご希望に添えるよう、精いっぱいお手伝いいたします。