粉瘤・しこりの専門医インタビュー (目黒駅前アキクリニック)

粉瘤・しこり

卓越した手技できれいに早く。 年間300例に及ぶ手術で高い経験値を誇る 粉瘤治療の専門医。

秋山俊洋先生

2017/04/10

MEDICALIST
INTERVIEW
021

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目黒駅前アキクリニック
秋山俊洋 院長
Toshihiro Akiyama

  • 皮膚科専門医
  • 医学博士学位
  • サーマクール認定医
  • ボトックスビスタ認定医
  • ジュビダームビスタ認定医
経歴
  • 2008年 順天堂大学医学部附属順天堂医院・静岡病院・浦安病院・練馬病院(臨床研修医)内科・消化器外科・脳神経外科・整形外科・救急科・麻酔科・産婦人科・小児科・精神科・皮膚科・形成外科にてローテーション研修
  • 2010年 順天堂大学医学部附属静岡病院(皮膚科学講座/ 医員)
  • 2011年 順天堂大学医学部附属順天堂医院(皮膚科学・アレルギー学講座/ 医員)
    尋常性乾癬専門外来を担当
  • 2014年 順天堂大学医学部附属静岡病院(皮膚科学講座/ 助教/ 病棟医長)
    美容皮膚科専門外来・アトピー性皮膚炎専門外来を担当
  • 2015年 表参道の美容皮膚科クリニック
    二子玉川スキンクリニック
    順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科・アレルギー学講座助教(非常勤)
  • 2016年 9月 目黒駅前アキクリニック開院

保険診療から美容診療までシームレスに対応!安心して相談できる肌のかかりつけ医

秋山俊洋先生へのインタビュー

目黒駅前アキクリニックは2016年の9月に開院したばかりの患者さんの肌の悩みに応える専門クリニックです。

保険皮膚科、小児皮膚科、形成外科の保険適用の一般診療に加え、美容診療までをおこなっており、患者さんの治療への要望に幅広く対応できる体制を整えています。患者さんの症状や状況に応じて、保険診療、美容診療それぞれのメリット、デメリットを説明し、しっかり相談の上、治療を進めることが可能です。患者さんにとって費用負担の大きくなる美容診療を無理に勧めることもありませんので、多くの方々に安心して相談いただける肌のかかりつけクリニックとして活用いただけます。

目黒駅目の前という交通の便の良い立地で、近隣、鉄道沿線の方はもちろん、遠方からも来院される患者さんが多数いらっしゃいます。フォトフェイシャル、Qスイッチレーザー、レーザートーニング、ウルトラフォーマー、ラセムド、ダーマペンなどの最新治療機器を備え、男女2人のドクターと明るいメディカルスタッフがそろう、まだ新しいクリニックです。

気になる皮膚のこぶ・しこり、粉瘤(アテローム)とは?

こぶ・しこり、粉瘤(アテローム)の説明

皮膚の下にできるこぶやしこり。それは粉瘤(アテローム)かも知れません。

粉瘤とは、皮膚の内部に袋状に形成される良性の腫瘍のことで、代謝によって垢や皮脂がその袋の中にたまり、徐々に大きくなっていくのが特徴です。最初は皮膚の下にできる米粒ほどの小さなしこりですが、大きくなると直径数センチ、十数センチに及ぶ場合もあります。初期の小さなしこりの時期には痛みもなく、患者さん本人も気がつかずにいる場合も多いです。ニキビやできものと間違われることもある粉瘤ですが、皮膚の表面には小さな穴が開いていて、細菌が侵入して炎症を起こすこともあります。その際、粉瘤は赤く大きく腫れ上がり、これに驚いて皮膚科を訪れる患者さんもたくさんいらっしゃいます。また、炎症を起こさなくても粉瘤はスピードの差こそあれ年々肥大化していきます。痛みがないからと放置せず、また、もっと危険な腫瘍でないかを検査しておくためにも、皮膚の下のしこりなどに気がついた時には、あまり触らず、早めに専門医へ相談してください。粉瘤の場合、あまり触って内部の袋が皮膚と癒着すると、摘出が困難になってしまいます。

日帰り手術が可能な粉瘤の「くりぬき法」手術で早くきれいに治療

日帰り手術が可能な粉瘤の「くりぬき法」手術の説明

粉瘤の除去には、粉瘤の直径に対して約3倍の長さに皮膚を切開し粉瘤そのものを摘出するというのが一般的でした。つまり、2センチメートル程度の粉瘤の場合、皮膚には6センチメートルの切開が必要になります。しかしこの方法では、粉瘤の大きさによっては、切開する皮膚の範囲も大きくならざるを得ません。場合によっては手術後に入院が必要で、完治までも時間がかかり、当然手術痕も大きくなってしまいます。

私が得意とする粉瘤の治療は、画期的な「くりぬき法(へそ抜き法)」という手術法です。具体的には粉瘤にパンチのような器具を用いて2〜5ミリメートルの穴を開け、内部の老廃物を鑷子(セッシ…手術用ピンセット)で掻き出し、最終的に皮膚内側の袋部分もこの穴から取り出す手術です。私はこの手術の方法を順天堂大学静岡病院で研修医時代に直接吉池先生から学びました。私は皮膚科専門医として診療を続ける中、この手術もこれまで数多く経験し、患者さんに安心して任せていただける技術をブラッシュアップさせています。

この手術の魅力はなんといっても、皮膚の表面には2〜5ミリメートルの穴を開けるだけで、これまでの方法と比べ手術の痕がわずかで、日帰り手術が可能なことです。直径十数センチに及ぶ大きな粉瘤であっても、内部にたまった老廃物や袋そのものは、5ミリメートルの穴からきれいに摘出することが可能です。肌に傷を残したくない女性にとっても手術痕をほとんど目立たないほど小さくできる有効な手術法なのです。

専門医の経験と手技が生きる「くりぬき法」

日帰り手術が可能な粉瘤の「くりぬき法」手術の説明2

また、通常の方法では炎症を起こしている際には手術できませんが、このくりぬき法の場合、粉瘤の袋と皮膚内部の癒着がなければ、場合によっては炎症を起こしている間でも手術が可能です。「しこりが気になっていたが腫れてきたので」といって当クリニックに来院され、診察の結果粉瘤とわかり、その場で15分ほどの手術を実施。手術を終えて入院することもなくそのまま帰られる患者さんもたくさんいらっしゃいます。

この手術の難しさは、粉瘤の袋と皮膚内部との間に麻酔薬をうまく浸潤させ、皮膚組織から袋を浮かせて、剥がしやすくすることにあります。最大5ミリメートルという小さな穴から袋全体を取り出すのも、手術をおこなう医師の手技による部分が大きいです。それだけにこの手術をおこなうには皮膚科専門医であっても粉瘤に対する十分な知識と、この手術をどれだけ経験しているか、精密な感覚と手先の器用さを兼ね備えた医師としての手技の実力が問われます。私自身はこの粉瘤のくりぬき手術を含め、年間300例以上の手術をおこない、皮膚科専門医としての手術のスキルを高められるいよう努めています。

目黒駅前アキクリニック待合室

患者さんの1日も早い回復・根治のために

この粉瘤治療のためのくりぬき法以外にも、脂肪腫やほくろの除去など、当クリニックでは一般診療、美容診療を問わず手術による治療を積極的におこなっています。これは患者さんの様々な症状の根治を早期に実現するために、ベストな方法として患者さんとよく話し合った上でおこなっている治療方法です。特に粉瘤に関しては薬の投与だけで腫れを抑えてそのまま様子をみる。そんな治療も可能ですが、それでは根治とは言えず、さらに粉瘤が肥大化したり、再び炎症を起こす原因となったりするのです。

私は当クリニックを訪れた患者さんに1日も早く健やかな生活を取り戻していただくために、手術を含めた最善の治療法をおすすめしています。

患者さんに更なる安心を提供する病理診断の活用

また、当クリニックでは粉瘤やその他の腫瘍などの治療を安全におこなうために、当クリニックのドクターによる診断と併せて外部機関による病理検査をおこなっています。当クリニックが病理検査を依頼しているのは国内の皮膚病理検査に関し有数の技術と実績を持つ「札幌皮膚病理診断科」です。

術後摘出した腫瘍のホルマリン固定検体を同機関に送付し、病理診断のデータを返送してもらっています。腫瘍が良性か悪性か、きれいに除去できているかなどの病理診断が、データ送付から10日前後で返送されてきます。この内容を患者さんと共有し、治療後の“安心”を高めてもらっています。また当クリニックのドクターの診断や病理検査によって悪性腫瘍が見つかった場合も、大学病院を速やかに紹介し、連携して治療をおこなっていきます。

私自身がニキビやアトピーで悩んでいました

私が皮膚科専門医を志した理由のひとつは診断から治療(手術)まで一貫しておこなえるところです。 内科(診察)、外科(手術)と専門分野に分かれて担当するのではなく、最後まで一人ひとりの患者さんと向き合えるところにこの仕事の魅力を感じました。

そしてもうひとつは自分自身がニキビやアトピー性皮膚炎で悩んだ経験があるからです。医師になる前の私は肌にトラブルが起きると皆さんと同じように皮膚科に通院し、治療を受けていました。しかし薬を処方してもらうだけで、なかなか症状の改善には至りませんでした。結果が出ないまま治療が長引くことが患者さんにとってどれだけ辛く苦しいことか、私も身をもって経験しています。だからこそ私は患者さんの不安を取り除き、1日も早く本来の美しい肌と健やかな生活を取り戻していただきたい。そのために効果的な治療をおこなっていくのはもちろんのこと、患者さんとしっかりとコミュニケーションをとり、安心して治療を受けていただけることを心がけているのです。