老化肌にさせている、摂りすぎ禁物の食べ物!

老化肌にさせている、摂りすぎ禁物の食べ物!

肌の老化の原因の一つである、活性酸素の増加、つまり体内の酸化は、生活習慣に大きく関係しています。老化を遅らせることができたらうれしいですね。どんな方法があるのでしょか。

酸化(老化)を進める生活習慣とは

中年女性の肌

活性酸素の増加は、アンチエイジングの弊害となるだけでなく、ガン、心臓病、脳卒中などの病気をも引き起こすといわれているほどです。酸化を進めてしまう生活習慣に、

  • 喫煙
  • 飲酒
  • 食生活の乱れ
  • 環境汚染
  • 紫外線

などの刺激が挙げられます。

アンチエイジングとして、紫外線などの外側のスキンケアに気がいくことが多いかと思いますが、内側からも肌の老化は促されます。大量の喫煙や飲酒が健康に害を及ぼすのはいうまでもなく、食生活の乱れも注意が必要です。

老化に対抗する抗酸化作用

野菜中心の食事風景

スナック菓子や揚げ物など酸化した食べ物を控えたうえで、体内の活性酸素に対抗するには、抗酸化物質が必要となります。本来、体には抗酸化力が備わっていますが、20代を境に抗酸化力が弱まり、活性酸素の増加を抑えられなくなるので、アンチエイジングのためには、食べ物から摂取するよう心がけなくてはいけません。

抗酸化作用のある食べ物には、

  • バナナ
  • かぼちゃ
  • ニンジン
  • キャベツ
  • にんにく
  • 生姜
  • 大豆
  • 緑茶

などが挙げられます。

老化よりも怖い「糖化」とは

鏡を見る女性

最近では、「糖化」という言葉で、肌の老化を促す食生活について考えられ、酸化より老化スピードが速いという点で、より危険であると、アンチエイジングのうえで注目されています。糖化とは、食事などによってとりこまれた糖のうち、エネルギー源として代謝されなかった糖が、体内のコラーゲンやエラスチンといったタンパク質と結びつき、糖化タンパク質(糖化生成物AGEs)となり、体内に蓄積されることを指します。

名前にこそタンパク質とつきますが、これは劣化したタンパク質で、体にいいものではありませんし、アンチエイジングの敵となります。コラーゲンが固められることで、本来のコラーゲンのボリュームが減り、アンチエイジング機能をなくすので、肌の弾力・ハリが失われ、肌がたるみます。

糖化の悪影響とは

手をクロスする女医

また、糖化によってターンオーバーも乱れ、くすみやシミを引き起こします。糖化タンパク質自体が褐色のため、増加するほど肌の色もくすんだ色になっていきます。糖化タンパク質の恐ろしいところは、一度生成されると分解されず、増えるのみだというところです。

人は糖となる食べ物をエネルギーとして生きている以上、どうしても糖化の危険とは隣り合わせになりますが、アンチエイジングを目指すには、気をつけなくてはなりません。糖化を起こしやすい食品を避けることが、老化を防ぐことになります。

糖化を起こしやすい食生活とは

炭水化物

糖化を起こしやすいのは、炭水化物中心の食生活です。朝食はパンのみ、昼食は丼物や麺類などで済ませていませんか。糖タンパク質になりやすい白砂糖、白米、うどん、小麦粉、そうめん、食パンなどを摂り過ぎるとアンチエイジングの弊害になります。

また、市販されているジュースや炭酸飲料、お菓子などの甘味付けに使われる人工甘味料は、急速に糖化タンパク質を作るので、アンチエイジングのためには控えましょう。それから、糖化タンパク質は体内で作られるだけではなく、なんと食品そのものに含まれていることもあります。

代表的なものは、ベーコン、フランクフルト、牛肉、マヨネーズ、鮭などで、同じ食材でも茹でる・蒸す場合に比べ、焼く・揚げると高温の調理になればなるほど糖化タンパク質の含有量は増えます。また、電子レンジも高温の加熱となるので、糖化タンパク質の発生は増加します。

糖化を抑えてアンチエイジング!

このような糖化に対抗し、アンチエイジングを目指すためには、

  • 野菜を先に食べて血糖値の上昇を抑える
  • 糖化を抑える生姜、シナモン、りんご、アーモンドなどを食べる
  • 食後の軽い運動がおすすめです

アンチエイジングとして、食生活に酸化・糖化対策をぜひ取り入れてみましょう。