うつ病になりやすい人はどんな人!?特徴は?

うつ病になりやすい人はどんな人!?特徴は?

うつ病はつらい病気ですが、なりやすい人や性格はわかっているのでしょうか。原因や傾向を知って備えていきましょう。

うつ病とは、一言で説明するのは非常に難しい病気ですが、脳のエネルギーが不足したことが原因で、やる気が出なかったり、物事から興味が無くなったり、おっくうな気持ちになったりする心の病気です。しかし、ほとんどのうつ病の始まりは、心からではなく、身体症状として出てくるのが特徴です。その代表的なものとして、不眠や食欲低下などが挙げられます。

自律神経失調症との違い

説明する医師

自律神経失調症との区別が付き難い人もいるかと思いますが、やりたいことがあるけれど疲れてできないというのは自律神経失調症で、体も疲れているけれどやる気そのものが出ない、これがうつ病です。うつ病は、ストレス社会が生んだ現代病のように思われがちですが、実は昔からある病気なのです。そして、特定の人がかかる病気ではなく、誰でもかかる病気であることを知っておきましょう。

うつ病の原因は複数?

考える男性

うつ病の原因はいまだに定かではありませんが、はっきりとわかっている事は、うつ病を引き起こす原因は一つではない、ということです。非常につらい出来事が引き金となって発症するパターンが多いのですが、それ以前にいくつかのことが重なっていることも珍しくないのです。従って、原因というより、むしろ要因と考える方がよいでしょう。日常の中で起こる様々な要因が複雑に絡み合って発症してしまうのです。

①環境要因

うつ病の発症要因としては、まず環境要因が考えられます。例えば、大切な人の死や離別、大切なものを失う、人間関係のトラブル、家庭内のトラブル、職場や家庭での役割の変化などがこれに該当します。

②性格要因

うつ病患者は女性の方が圧倒的に多く、実に男性の2倍以上と言われています。これは、女性が妊娠や出産といった、身体的要因を男性よりも多く抱えていることによるものと考えられています。

③性別

うつ病患者は女性の方が圧倒的に多く、実に男性の2倍以上と言われています。これは、女性が妊娠や出産といった、身体的要因を男性よりも多く抱えていることによるものと考えられています。

うつ病の治療

カウンセリングイメージ

うつ病の治療は大きく分けて、「休養」・「薬物療法」・「精神療法・カウンセリング」の3つが挙げられます。

①休養

休養は、うつ病は脳のエネルギー欠乏によるものですので、普段から酷使している脳をしっかりと休ませる、ということが治療の基本といえます。万が一、自宅療養をしていても家族に申し訳ない気持ちで落ち着いて過ごせない場合には、一時入院をお勧めします。

②薬物療法

薬物療法は、苦痛を伴い、落ち着いて療養できない場合にお勧めします。抗うつ薬という種類の薬が有効であると考えられおり、脳内の神経細胞内にある、ノルアドレナリンやセロトニンなどが、神経細胞と神経細胞の間で多くなるよう働きかけます。

抗うつ薬は即効性のある薬ではないため、効果が現れるまでに少し時間がかかります。抗うつ薬を服用するときに忘れてはいけないのが、副作用です。口の渇きや便秘、眠気やふらつきなどが起こる場合があります。

③精神療法、カウンセリング

精神療法・カウンセリングは、主に再発予防を目標に行います。同じような状況の中で、うつ病が再燃・再発しないように、自分の思考パターン・行動パターンを見直し、改善します。

うつ病治療と再発防止に大切なこと

最後に、うつ病は症状が改善されたからと言って、治療や薬を自己判断で勝手に止めないということが大切です。根気よく継続することによって、はじめて再発を防止できるのです。

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