かゆいかゆい!アトピー性皮膚炎で悩む人は増えています。原因は?対策は?つらい症状を抑える方法を見ていきましょう。
アトピー性皮膚炎の原因は?
アトピー性皮フ炎の原因は、未だにはっきりと解明されていません。今のところ、遺伝によるアトピー素因、不規則な生活、偏った食事、ストレス、生活環境など、様々な要因が複雑に絡み合ってアトピー性皮フ炎になるといわれています。その中でも特に大きな割合で影響を与えているのが、食べ物であるといわれています。
私たちの体は食べたもので形成されるため、いつ、何を、どのくらい食べたかにより、体に大きな影響と変化を与えます。そこで、具体的にどのような食べ物がアトピー性皮フ炎に有効なのか、あるいは改善されるのか、逆に、症状を悪化させてしまう可能性のある食べ物はどういったものがあるのかを紹介していきたいと思います。
アレルギーを起こしやすい食べ物
アトピー性皮フ炎の患者さんは、アレルギーを起しやすい食品を避けなければなりません。もちろん、反応が出る食材には個人差がありますし、体調、環境によっても違いが出てきますが、中でも比較的アトピー性皮フ炎に良くないとされる食材を紹介します。
アレルギー反応が出やすい代表的なものとして、卵、魚介類、牛乳、、牛肉、豚肉、羊肉、、チョコレート、ナッツ類が挙げられます。その他、蕎麦、一部の穀類、豆類、オレンジ、バナナ、イチゴなどもアトピー性皮膚炎を悪化させる場合があります。
アトピー性皮膚炎の症状とは?
症状として、食べた時に、湿疹、炎症、かゆみ、といった反応が出たら、当面はその食品を避けた方が良いでしょう。また、以前食べてまったく問題がなかったものでも、体調によってアトピー性皮フ炎の症状が出てしまう場合もあるので気を抜く事ができません。
また、インスタント食品には、添加物や品質保持剤、着色料といった人工的な成分が含まれているため、避けた方が良いでしょう。というのも、これらは消化するのに大量のエネルギーを必要とし、日常的に摂取してしまうと、生命活動に必要なエネルギーが不足し体調を壊し易くなり、免疫力が低下してしまうからです。免疫力が低下すると、アレルギー反応も出やすくなり、結果的にアトピー性皮フ炎の症状を悪化させてしまう事になります。
アトピー性皮膚炎には和食がお勧め
では、どのような食生活を送れば良いのかというと、基本的に和食をメインにすると良いでしょう。なぜなら、和食は人間の体に必要な栄養をバランスよく摂取することができるからです。
アトピー性皮膚炎には和食がお勧め
では、どのような食生活を送れば良いのかというと、基本的に和食をメインにすると良いでしょう。なぜなら、和食は人間の体に必要な栄養をバランスよく摂取することができるからです。
和食の調理法のメリット
調理の仕方にもポイントがあり、和食の場合、焼く、煮る、蒸すが中心です。一方で洋食は、炒める、揚げるが中心です。このことから、和食は洋食に比べ、脂の量がとても少ないため、アトピー性皮フ炎に有効ということが分かります。
取り入れたい食材
さらに、和食を食べる際、精製された白米よりも玄米や雑穀を主食にするのが理想です。毎日の食卓に緑黄色野菜や海藻を取り入れることで、ビタミンやミネラルをたっぷり摂取しましょう。例えば、低カロリー高タンパクの胡麻を摩り下ろし、ほうれん草と和えるなど、料理に工夫を加えると栄養が摂取しやすい状態になります。また、きちんと食べる時間を決めたり、夜遅くに食べることがないように気をつけることが大切です。
肉中心から野菜へ
近年日本は、食の欧米化が進み、動物性食品の摂取量が年々増加しています。しかしそれは、アトピー性皮フ炎を引き起こしやすい食品を大量に摂取することになってしまいます。意識して肉中心の食生活を野菜中心の和食にシフトすることにより、そのリスクを減らすことができます。
無理せずコツコツと
コツコツとした日常の積み重ねが、アトピー性皮フ炎の改善につながります。洋食が好みという人であれば、3食のうち1食だけでも和食にするなど、継続できる無理のない程度に進めていきます。それも難しいようであれば、間食をやめる、ジャンクフードをやめる、なども有効です。できることから始め、少しずつ食生活を改善していきましょう。