内科系
総合内科専門医 |
総合専門内科医とは、日本内科学会が認定する内科の専門医です。内科のすべての分野の診療経験を持ち、内科学会の指定する教育病院で3年以上の研修を修了した上で、認定試験に合格した内科医のみが総合内科専門医となります。 総合内科専門医は、高度な救急内科医療だけでなく、糖尿病などの慢性内科疾患の治療や生活指導などといった幅広い範囲の医療を受け持つトップレベルの内科医です。大学病院や一般・総合病院、町のクリニックなどの様々な医療機関に在籍し、内科疾患をもつ患者を日々診療しています。日本内科学会では今後さらに総合内科専門医の数を増やしていく方針であり、日本の医療をけん引していく存在として注目されています。 |
---|---|
糖尿病専門医 |
糖尿病専門医とは、糖尿病への高い水準の知識や治療実績を持つ専門医です。 糖尿病専門医になるためには、認定内科医もしくは小児科専門医に認定後、日本糖尿学会の指定施設での3年間の研修を修了する必要があります。そして、内科30症例・小児科5症例の症例報告と、内科10症例・小児科5症例の症例記録を提示し、日本糖尿病学会の認定試験に合格することで、糖尿病専門医に認定されます。 糖尿病専門医は、糖尿病の急性合併症への適切な医療処置から、慢性合併症を予防するためのインスリンコントロールや生活指導まで、幅広い領域で糖尿病患者を診療できる糖尿病のスペシャリストです。 |
漢方専門医 |
漢方専門医とは、現代医療である西洋医学に東洋医学の治療概念を取り入れられる専門医です。漢方専門医は、内科や外科などの一般診療科の専門医もしくは認定医が、3年間の研修を修了したうえで、日本東洋医学会の試験を合格した医師のみが認定されます。 漢方専門医は西洋医学の豊富な知識や経験と、東洋医学の視点や高い水準の漢方への知識を持ち合わせています。西洋医学の「病気の部位を治す効率性」と、東洋医学の「全身状態を良くしていく総合性」を掛け合わせ、患者にとってよりより診療を施すことができます。 |
高血圧専門医 |
高血圧専門医とは、高血圧の診断や治療に必要である高度な知識や経験を保有する医師です。高血圧の原因となる疾患や、高血圧が原因となって起こる症状、高血圧症状そのものなどについて、幅広く治療することができます。 高血圧を引き起こす原因には、腎臓や副腎などの病気が元となっているものや、生活習慣病などがあります。一方で、高血圧が原因となって引き起こされる疾患には、脳卒中や心血管疾患など命にかかわる重篤な疾患が挙げられます。これら多岐に渡る疾患や症状について、幅広く深い知識と経験で治療できるのが、高血圧専門医です。 |
肝臓専門医 |
肝臓専門医とは、日本肝臓学会に認定された肝臓病医療の専門家です。肝臓病に関係する知識を幅広くカバーしているとともに、高度な治療技術や実績を保有しています。 肝臓専門医は、B型肝炎やC型肝炎などの慢性肝炎や、自己免疫性肝炎などの高度な知識が求められる肝炎、生活習慣病から由来する脂肪性肝炎など、さまざまな疾患を診断・治療することができます。 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、症状を自覚する時には病気が重篤な状態となっていることも少なくありません。慢性肝炎では的確な治療や経過観察、急性肝炎では効果的な処置を行うことができる肝臓専門医は、肝臓病治療のニーズが高い医療界で注目されている医師なのです。 |
老年病専門医 |
老年病専門医とは、日本老年医学会が定めた条件を満たして認定される、高齢者医療のスペシャリストです。認定後も5年ごとの更新が必要とされ、常に最新、最善の医療を行える優れた医師の養成を行っています。 老年病専門医は、高齢者特有の疾患に精通しているだけでなく、複数の疾患を並行して診療を行うための知識や経験も身に着けています。高齢者には療養や介護の課題もあり、それら様々な問題を見渡して、幅広い視野で高齢者医療を底上げしています。 |